一橋大学商学部 早稲田大学商学部 Y.Tさん
高校二年の夏。このころ自分は一橋を目指すかどうかでとても悩んでいた。この時期の自分は、一橋を狙えるほどの学力は全くなかった。しかしどうしても一橋に行きたいという気持ちを捨てきれないでいた。そんなとき面談で塾の先生がこう言ってくれた 「君なら絶対に一橋に行けると思うよ」 この言葉に勇気づけられて、自分は一橋を目指すことを決めた。  しかし、一橋を目指すと決めたのはよかったのだが、はじめのころはなにを勉強すればいいかもよくわからず、やる気もあまりでなかったので、毎日だらだら勉強していた。そうしているうちにあっという間に時間は過ぎていった。そして、六月になって模試の結果が返ってきた。まあさすがにどこか一つくらいD判定以上がでるだろうと思っていたのだが、結果はすべてE判定だった。このとき自分は非常に大きなショックを受けるとともに、自分の受験への認識の甘さを思い知らされ、いまのままじゃ絶対どこも受からないと強く感じた。  この模試のあとから、自分は勉強方法を多少変えた。まず、先生と相談して、学習計画を作るようにした。先生方は親身に相談にのってくれて、いまの自分に足りないものを的確に指摘してくれるとともに、どんな勉強をすればいいか丁寧に教えてくれた。この学習計画のおかげで、いま自分がどんな勉強をすればいいかはっきりわかるようになったので、以後勉強がとても効率よくできるようになった。次に、先生に「復習はきちんとやったほうがいい」と言われたので、アドバイス通り前の日に勉強したことを毎日ちゃんと復習するようにした。こうすることで一度覚えたことを忘れにくくなり、どんどん知識が増えていった。  このような勉強方法を毎日続けていったら、夏休みの終わりに受けた模試では自分でも驚くほど成績が伸びて、一橋もB判定がでるようになった。しかし二学期になると学校では推薦で大学が決まる人も増えてきたため、自分も早稲田大学の推薦をとるか本気で悩んだ。だが、塾の先生や生徒の励ましのおかげで自分は推薦を蹴って受験することを決意した。    冬休みになるとセンター試験がせまってきた。この塾は自習室が夜遅くまでやっているので、自分は毎日11時近くまで塾で勉強して、なんとか無事センターを乗り切った。そしていよいよ一橋の二次が近づいてきた。一橋の二次はほとんどの問題が記述式なので、授業で過去問を解いて、先生に自分の答案の添削をしてもらった。答案の添削は人数の多い大手の予備校ではほとんどやってくれないが、個別のこの塾では丁寧に自分の答案のどこを直せばいいか教えてくれたのでとても助かった。そして一橋の試験では、授業中に先生に言われたことに注意しながら問題を解き、無事に合格することができた。  最後に改めて受験を振り返ってみると、自分が合格できたのは、本当にこの塾のおかげだと思う。自分は、この塾からただ受験の技術を教わっただけでなく、合格のために本当に必要なものを教わった気がする。いまは自分を教えてくれた先生をはじめ、切磋琢磨しながら自分を励ましてくれた生徒達みんなにもとても感謝している。本当にどうもありがとうございました。

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